教育学特殊講義2 地域における学習活動の展開と継承
授業科目名
教育学特殊講義2 地域における学習活動の展開と継承
単位
1.0
担当者
内山 淳子
■授業のテーマ
地域における学習活動の展開と継承
■授業の概要
2006年に改正された教育基本法には、第13条に「学校、家庭及び地域住民等の相互の連携協力」が新設され、教育は学校教育だけでなく「地域の教育力」が大きく問われるようになってきました。さらに、地域と学校の協働やコミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)も注目されています。その一方で地域のつながりの希薄さが懸念され、地域社会が活力をもつには人々の協力と学びが求められます。本授業では少子高齢化、過疎化(都市化)などの現代的課題と教育の対応をとりあげながら、地域コミュニティと学習との関連について検討していきます。
■授業の目的・ねらい
1.文献を参照しながら、コミュニティとは何か、「地域の教育力」とは何かを考察する。
2.学社連携やコミュニティ・スクール、および地域での伝統継承等の実践例を学び、地域と教育の関係を理解する。
3.身近な地域社会について教育の視点から考察できるようになる。
成績評価は授業中の主体的な取り組みを重視します。受講後に身近な地域と学習をテーマとしたレポートを作成し、総合評価とします。
■参考文献について
社会教育の学習論—社会教育がめざす人間像を考える(講座 転形期の社会教育4) 鈴木眞理・青山鉄兵・内山淳子編著 学文社